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2022年5月18日 (水)

鉄礬柘榴石(茨城県北茨城市華川町花園)

Almandine Fe2+3Al2(SiO4)3 珪酸塩鉱物

 

Almandine_hanazono_01

Almandine_hanazono_04

Almandine_hanazono_02

 

茨城県花園の鉄礬柘榴石です。あまりこれというものが見つからない中、この柘榴石はなかなか大きくてシャープな結晶で、印象的でした。基本真っ黒で不愛想な見かけですが、ものによっては若干ザクロ色が入ったようなものもありますね。ごく小さい結晶ならば、3枚目のように透明感のあるピンク色できれいなのもあるようですが。

柘榴石はたくさんの種類がありますが、宝石のガーネットといえば、普通はAlmandineのことです。アナトリアの古代都市・アラバンダ(Alabanda)を由来とする名前らしいのですが、アラバンダは産地ではなく、宝飾品としての加工拠点で有名だったところです。産出量の多さ、加工しなくとも美しい結晶形、かなり大きい結晶が出ること、ものによっては透明で美しい深赤色をしていて、古くから宝石として親しまれてきました。日本でも、大きくきれいな形の結晶の産出地があちこちにあります(ただし宝石になるようなレベルのもの、つまり透明度の高いものは日本にはほとんどない)。ちなみに、鉱物弱小県の神奈川県ですら小さいけれど透明できれいなのが出ますw(微細な柘榴石を含む火山灰が県全域に広がっている)

その硬さ(モース硬度7~7.5)から、研磨剤として採掘されていたこともあります。一応宝石なのに研磨剤。。。ガーネットは、「身近な、ありふれた宝石」といえるかもしれませんね。

ところで、劇場版アニメ『時をかける少女』の主題歌にもなった、奥華子の「ガーネット」という曲があります。この曲の歌詞中には「ガーネット」という言葉が出てこないのですが、この「身近な、ありふれた宝石」というのがぴったりな感じの内容で、とてもいい曲だった。自分は奥華子はメジャーデビュー前からお気に入りでよく聞いていたのですが、結局彼女は大きくブレイクはしませんでしたね。でも好きな人にとって、そんなのはどうでもいいのです(本人にとっては大きなことでしょうけど)。音楽とは、それが好きな人にとっては、心に一生残り続けるものだし、音楽の価値というのはそこにこそあるものだから。

 

花園溪谷周辺には何か所かポイントがあったようなのですが、もうあまり人も訪れないのでしょうか、ズリ(だったと思われる場所)も雑草に埋もれてよくわからなくなってたり、林道だったと思われるヤブをかき分けたりと、結構苦労しました。まあはっきりとした場所の情報もないので、このあたりかなぁと何となく雰囲気に任せて探すわけですが、土地勘がまったくないのでもう運任せ的な? それでも、それらしい場所を見つけると、それだけでうれしくて、なんかやり遂げた感があって、肝心の石探しは割とあっさりとすませちゃったりします。

花園神社とその背後の山中の奥宮、なかなか立派な滝など、北関東の山はほとんど経験がないので、石が見つからなくても割と楽しめた記憶があります。茨城県なんて、石に興味なければ多分来ることなかっただろうし。。。(そういえば昔、那珂川にカヤックでツーリングに来たことがあったことを思い出しました)

この辺の沢とか見て回ると、いろいろ見つかりそうだなぁという感じですが(思ったより険しそうな気もしますが)、多分地元の人はくまなく探し回っているのではないかと思います。ほとんど知られていないポイントとかもあるんだろうなぁ。

茨城県北部はさすがに日帰りでは遠いので、花園溪谷のキャンプ場に泊まりました。ここからだと、各ポイントを周るのにも便利でした。でも、他県ナンバーの車は自分たちだけだったと思うw ですよねー、そんな派手な観光地ではないので。でも結構居心地はよかったかな。

 

Hanazono

花園川の様子。渡渉してこのヤブ山のなかを探したw

 

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