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2021年10月 2日 (土)

沸石(千葉県南房総市平久里川流域)1

ソーダ沸石 Natrolite Na2(Si3Al2)O10・2H2O 珪酸塩鉱物

 

Natrolite_heguri_01

Natrolite_heguri_02

 

千葉県平久里のソーダ沸石です。

晶洞の中にきれいな四角柱状の結晶がひしめいているのですが、狭い隙間からのぞき込むようにしか見ることができません。とても怖くて割ったり入口を広げたりできないw がんばればがんばっただけ失敗して、すべて粉々になりそう。もっとらんとです、わたし。。。(ネガティブ・スパイラル)

でもそのおかげで、石を割った衝撃にも耐えて、きれいなままの結晶が残されたんだから、まあよかった。ちゃんと見れないけどね。

平久里で見られる鉱物は、沸石各種、方解石、ペクトライト、魚眼石、ゾノトラ石、トベルモリー石等々、みんな白や無色(透明)なものばかりで、結晶形がはっきりしていないものは、正直どれがどれやらちょっと自信ないです。また、その色のせいで、写真を撮るのがすごく難しい。。。

でも、これだけいろんな鉱物があるのに、千葉県は昔は「石なし県」と揶揄されていたとか。正直、神奈川なんてもっとないような気もしますが。。。鉱物的にいえば、やっぱり目立つ大きさの水晶がなかったことがそのゆえんでしょうか。鋸山をはじめ、採石場はたくさんあるし、やわい凝灰岩を手掘りした(廃)隧道も無数にあります。石そのものはいっぱいあるんですよね。2020年には、とうとうチバニアンなんて地質年代の名称までつけられて、すっかり日本の地質学の中心のような存在にまで成り上りました。

ところで、千葉の採石場でネット検索したら、ロケ用採石場の紹介ページが出てきました。これってやっぱあれ? 特撮ものとかで火薬使用する戦闘シーンって必ず採石場跡みたいなところでやってたけど、それですよねぇw

 

ソーダとはナトリウムのこと。だから、ソーダ沸石は、ほぼNatrolite(ナトリウム石)の直訳ということになりますね。鉱物には「lite」の語尾を持つ名前が多いですが、ギリシャ語のリトス=石がその語源です。観葉植物としてよく売られている、多肉植物のリトープスというのも、そのまるで石のような見かけからきています。

西欧の言葉の語源の多くがギリシャ語なのを見ると、やはりそっちの勉強をするならギリシャ語って必須なんですかねぇ。

日本の歴史・古典を知りたいのなら、漢学の知識が必須だと自分は考えていますが、それと同じような関係性にあるのかな。日本の古典や江戸の大衆文学など読むと、わざわざその断りなどもなく、ごく当たり前に中国の歴史や逸話などが下地にされていて、ようするにそういう知識は誰でも知っているのが当然だったんだなと思います。

最近高校で漢文など必要ないという声もちょこちょこ聞かれます。でも日本に住んで日本語を母語としているんだから、やっぱり昔から基礎知識とされていた漢学は必要なんじゃないかなぁ。別に中国語を勉強したり、白文を読めるようになる必要はないし。自国の古典を読めない、理解できないというのは、やっぱりちょっとね。。。シェークスピアを知らないイギリス人や、ゲーテを知らないドイツ人がいたら、「え、知らんのwww」ってなるでしょ? 源氏物語を知らない日本人がいたら、やっぱり外からそう思われてるってことに。別にマンガでしか知らなくても全然いいんです。自分だって原文で源氏物語なんて理解できないんだから(とはいいつつ、やっぱりそれは情けないことなんだと思うけれども)。

学問って表面だけさらっと流しても、面白さは見えてこないですよねぇ。ある程度深いところを見て、ああこれとあれ(同じ学科だとは限らない)は全然関係なさそうだけど、実は根っこは同じだったんだなぁ、と気づくところから、面白くなってくるものだと思います。できれば広い範囲を学ぶ学生のうちに、できるだけ幅広く見渡したほうがいいんでしょうね。学校を卒業してからだって、別に勉強はいくらでもできるけど、時間がなくなるので。。。

ところで、最近若い人はよく「気づきがある」みたいな言い方をするようですが、自分はこれがすごく違和感があります。自分が若いころはこんな言い回しはなくて、「気づき」は動詞としてしか使わなかったと思う。でも最近気づいたのですが、こういう言い回しって、最近の教育関係の文章、学習指導要領なんかにやたらと出てくるんですね。自分のころは今のアクティブ・ラーニングなんてものもなかったし、最近の学校ではどういう授業をしているのか、とても興味があります。

もう一度、中学高校からやり直してみたいなぁw

 

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