« 白鉛鉱(静岡県下田市稲生沢川流域) | トップページ | 自然蒼鉛(長野県茅野市向谷鉱山) »

2020年9月23日 (水)

ヘドレイ鉱(長野県茅野市向谷鉱山)

Hedleyite Bi7Te3 硫化鉱物

 

Hedleyite_mukaidanim_01

Hedleyite_mukaidanim_02

 

金鶏金山のすぐそばにある向谷鉱山の、ヘドレイ鉱だと思います。

ここでは金属光沢の、特にビスマスとテルルの銀白色の鉱物も多いのですが、ヘドレイ鉱だけは黒くなることが多いようです。「黒色板状の結晶が積み重なった姿となり、へき開もまた板に平行に発達する」「石英に埋没するように産出する」(電子顕微鏡室/Electron Microscope Section、東京大学物性研究所)の説明のままの姿と思われます。

他にもビスマス・テルル鉱物は多く見られましたが、自然金はありませんでした。でも、金よりもビスマス・テルル鉱物のほうが稀産ですし、見つけるとうれしいですねw 判別するのは難しいですが。。。

これを採集した場所ですが、ネットや本で見る向谷鉱山の場所とは違う、ちょっと離れたところだったみたいです。

というのは、普通は稜線の林道から廃林道に入って鉱山跡まで行くらしいのですが、このあたりの林道、うちの車では多分走れないのですよね。林道に非常に弱い車で、目的地目前にしてあきらめるということも時にあったりするので、この時も下の青柳駅に車を置いて、歩いて登りました。地図を見て、目的地までの最短最適のルートを探していくのが好きなので(というか鉱物を集めることよりも、そちらのほうがメインといっていいかも)、まあそれはそれでいいのですが、向谷鉱山までのルートも、結構大変でした。

行ってみるまではどうなっているか分からない廃林道、あるかどうか分からない地形図上の道を探しながら、基本的には地形を読みながら尾根上や沢を歩いたりします。この周辺の地図上には描いてある道も、ほとんどすでに見つけられませんでした。ただ、地形が割となだらかなのと、踏み跡(獣道)やら多分植林の作業道も多く、ヤブも深くないのは助かった。

で、直接下から鉱山跡があると思われる地点まで登りつめ、古い石垣と小さなズリを見つけてそこで採集したのですが、どうやらそこは、メインのズリからちょっと離れた地点だったみたいです。大きめの石を叩いたら、例のニンニクのような匂いがして、割とあっけなく様々な鉱物を見つけることができました。あまり人が来ないところだったのかな。

帰りは芝平峠(オオダオ)に出て、金鶏金山にも寄り下山しましたが、林道の展望が開けたところから、編笠山から蓼科山までの八ヶ岳の大展望もありましたし、登山としても結構面白かったです。

ちなみに、金鶏金山まで普通に登る林道の途中にも八ヶ岳展望台という場所があって、展望図が置いてあったりしますが、木が成長してしまったのか、そこからは何ひとつ見えませんw

Mukaidanim_01

 

 

« 白鉛鉱(静岡県下田市稲生沢川流域) | トップページ | 自然蒼鉛(長野県茅野市向谷鉱山) »

▽硫化鉱物」カテゴリの記事

〇長野県」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 白鉛鉱(静岡県下田市稲生沢川流域) | トップページ | 自然蒼鉛(長野県茅野市向谷鉱山) »