自分にとって、鉱物の魅力は、色、透明感、硬さなどいろいろありますが、やっぱり結晶の幾何学的な形状、そしてそれが分子配列を直接反映している、という点にあります。
石(鉱物)という手にとって見ることができる小さなものから、宇宙の均整と数学的な本質を感じることができるというところに、人はひかれるのかもしれません。簡単な数字の列で世界を表現している、方程式の美しさに通じるものがあると思います。
なかでも、黄鉄鉱は割とどこでもあり、しかも結晶の美しさが際立っています。自然にできたとは到底思えない正方形の輝く結晶から、鉱物の魅力にとりつかれたという人も多いのではないでしょうか。
自分も、いろいろ見てきましたが、やっぱり黄鉄鉱が一番好きです。
ここでは、鉱物の、主に顕微鏡で撮った写真をアップしていきます(石ころや岩石も扱います)。
買ったり売ったりは一切なし、山を掘るのもあまり好きではなく(ズリはのぞく)、基本的に沢やズリなどでの表面採取が中心ですので、目をひくような大したものはありません。それでも、顕微鏡を使えば結構いろいろ見つかるものです。
特に南関東~山梨南部~伊豆周辺の山ならば、よほど険しいところでなければ割と歩きなれているので、地形図、地質図などを参考にしながら狙いをさだめ、ちょっと石を拾ってきては顕微鏡で観察をしています。
微細な鉱物ばかりですので、正直鉱物の同定に関しては、まったく自信はありません(硬さを調べることも薬品を使うこともなかなかできないので)。明らかに間違ったおかしなことも書いている自覚はありますので、信用はしないでください。常に迷っているので、その都度追記を加えていきます。古いものは、もうそのままにしてしまっているところもありますし(興味としては、鉱物そのものより地理学に向きつつある)。
何だか分からないものも、積極的に出していきます。まったく見当のつかないもの、こうではないかとアタリをつけた(けれども自信のない)もの、すべて写真として面白いものかどうかを優先しています。よって、間違いも多いと思います。ご承知ください。
本当はスケールも記すべきなんでしょうけど、あくまでも鑑賞用ということで、つけません。スケールをつけるの、大変なんですよねw なかなかうまい方法が見つかりません。基本的に、顕微鏡で20~40倍、さらに撮影した写真の端はトリミングします。ものによっては、ルーペでも確認するのが難しい大きさになります。
色について。ノートパソコンで写真を処理していますが、スマホの画面だと、かなり色が濃い目に見えてしまいますね。濃い目のほうがきれいに見えるので、どうしても処理を強めにしてしまいがちになるということもあります。念のため。
鉱物の分類表記に関しては、デジタル鉱物図鑑を参照しています。
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